1-01-23から1日間の記事一覧

翻訳者紹介

飯田規和(いいだ・きわ) 昭和三年山梨に生まれる。 昭和三十年東京外語大学ロンア語科卒。 ソビエト文学研究者。 主訳書 ホセ・ソレソ・プイグ『デルチリオン一六六』(新日本出版社刊) H・E・コプリンスー『電子頭脳の時代』(理論社刊) ユリアン・セ…

アメリカのSF ソ連のSF 伊藤典夫

ソヴィエトSFの新しい世代が、若い作家たちの抬頭ではじまるのは、一九五六年から七年にかけてである。世界の最先端を行く英米SFの紹介は、六〇年代にはいってから始まり、まずレイ・ブラッドベリが、『資本主義的現実を否定し、マッカーシズムに抵抗す…

文学を遠く誰れて 小松左京

若気のいたりで文学を志してから、今年でちょうど二十年になる。しかし、そのうちの半分ちかくは「文学」というものから、はるかに遠く、遠ざかるために費されたようなものだった。最初の絶望は、大学の文学部で、いったい文学とは何であるのか、少しもおし…

現代ポーランドSFとレム 吉上昭三

「日本SF・幼年期の終り」に収録。

解説者 飯田規和

収録作品 スタニスワフ・レム『砂漠の惑星』『ソラリスの陽のもとに』飯田規和訳

「世界SF全集」月報より