「小説新潮」の「山口瞳再入門」

小説新潮」4月号は「山口瞳再入門」。巻頭の、「瞳先生担当編集者座談会」、これがすばらしい。

ただ、坪内祐三の「平成ヒトミズミ宣言」が、ヤな感じ。

鬱屈や癇症が表面に出てこない、育ちがよい、温泉につかって当人だけが気持ちよさそうにしている感じのツボウチ文体、瞳先生とは「水と油」なんです。紹介者としては評価するけど、この人の文体、「当人が思っている」ほど魅力ないです・・。