昨夜はまた4時就寝。今朝は12時半起床。
健康な人ならこういう生活ペースでも大丈夫なのだろうが、病気の人間は凹む。


昨夜TVKで録画した「探偵ナイトスクープ」で、四手井綱英先生の出演分だけ見る。「依頼者」の村井記代子さんというのは、普通の「孝行娘」面をしていたが、奥様の著書「きのこ学騒動記」で、さんざん親に迷惑かけた、長女の人だね。


で、95歳の先生が突然、「仲の良かったお姉さんに教わった歌や」と思い出して、歌いながら泣き出した曲は、西条八十作詞金田一春彦作曲(!)の「夕顔」という歌だった。担当の「探偵」が、それぞれの作者のご長男の人に電話して尋ねていたが、「あ、それはですね・・」と即答で答えが帰ってきた。
「有名人の長男業」って、こういうことなのね・・。*1


曇り空だったが、15時ごろ突然雨。仕方なく、妻が洗濯物をコインランドリーに持っていくが、しばらくしたら、カーッと晴れた。そういうものだ。


夕方、妻と外出。コンビニに行ったあと、図書館へ。妻のカードで猫絵本3冊。ワンダ・ガアグ「100まんびきのねこ」(福音館書店 ISBN:4834000028)、大道あやねこのごんごん」(福音館書店こどものとも傑作集 ISBN:4834005224)、ディヤング作、マルマラン絵「びりっかすの子ねこ」(偕成社 ISBN:4035320501)。あと、CDで、伊集加代子「マイ・トリビュート」も借りる。
リサイクル本から、「ロードショー」2005年7月号をもらってくる。


そのあと、いつもの公園へ行き、ベンチに座る。毎日、鳩に餌をあげている鳩おばさんがいて、彼女が最前まいた餌がまだ残っている。でも、せっかく来たのだから、ちょっとだけパンをまく。
ベンチに座ったまま、大道あやねこのごんごん」を読み、泣いてしまった。人も動物も、死ぬときはあっさりと死ぬ。残されたモノは、それでも生きていくしかない。

この人、丸木位里の妹で、60歳過ぎて画家になった人なのね。

*1:ところで、後日「探偵ナイトスクープ」ファンの掲示板を見てみたら、年齢的に金田一先生のほうが四手井先生より若いので、作曲者は別の人じゃないか、ということ。詩がいい詩なので、色んな人が作曲しているらしい。

スカパーの列車映画祭り

  • 「特急ニッポン」
    • 1961年の東宝での川島雄三監督作品で、原作は獅子文六の「七時間半」。原作よりさらに時間短縮されて「東京大阪間6時間」になった、「特急こだま」(新幹線のこだまではない)内での物語。
    • 東京人の客室乗務員(鉄道版スチュワーデス)と、大阪人の車内食堂員(兼、社内販売係)という、女性陣の対立が1つのテーマ。脚本が「社長シリーズ」の笠原良三のせいか、随分俗っぽいストーリー(原作をどのくらい改変してるんだろう)。
    • 社内食堂のコック長は森川信で、いや、やっぱり森川信、面白いね。副コック長がフランキー堺。でも、彼らや女の子たちの微妙に下手クソな大阪弁聞いているうちに、辛くなって、途中で見るのやめてしまった。
    • 小沢栄太郎演じる、大阪弁丸出しの好色な俗物社長の名前が「岸和田太市」。原作にあるのかもしれないが、すごい名前。 
  • 「喜劇 急行列車
    • 渥美清主演の1967年東映作品。ブルートレイン「さくら」号(長崎行き)の車中での車掌の渥美が、初恋の女性に出会う、「男はつらいよ」で確立された「無法松的恋愛」パターン。彼女との馴れ初めを名調子でしゃべり、誤って車内放送で放送してしまうが、そのしゃべりが後の「寅のアリア」的で最高。
    • 男はつらいよ」のポンシュウ役でおなじみの、関敬六が、同僚車掌役で出演しているのも嬉しい。