朝日グラフ休刊/座骨神経痛

安藤哲也+小田光雄永江朗「出版クラッシュ」読了。

「委託制+再販制」という一見善なるシステムが、総無責任体制というオオイなる悪を読んだという暗澹たるオハナシに終始する鼎談。
山本夏彦ならごく短いエッセイに、きれいにまとめそうなネタではあった。

ところでこの本でも「銀行や喫茶店におかれる雑誌の数も減っている」という話題があったのだが、期せずして「朝日グラフ」休刊のニュース。
これは大ショック。

元「科学朝日」の「サイアス」も一緒に休刊とか。これもちょっとだけ悲しい。

腰が痛いので、近所の黒川整形外科へ。レントゲンとって見てもらうと、「ヘルニアまではいっていないが、坐骨神経痛ですね」という診断。
悲しい。ダニ戦争で畳干しをしたのが悪かったのだと思う。

そのまま帰るのも空しいので、ちょっと吉祥寺を散策。ニシオギ方向のJRのガード下に、新しい古本屋が入っていたので寄ってみる。ここのところふえている趣味的な「新古書店」だったが、絶版文庫にバカ高い値をつけていないのが珍しい。
ヒイキにしよう。

ずっと探していたちくま文庫版・色川武大「うたえば天国ジャズソング」を300円でゲット。
このところ集めている、昭和30年代の新書類が軒並み500円で置いてあったので、そこから、渡辺紳一郎編「甘言学」、正木ひろし「裁判官」を選ぶ。
もう一冊、人形の作りかたから台本、劇中流す音楽まで収録されている、森昌二「人形劇のバイエル」という本も買った。真っ赤な表紙が実にかわいい。

そのあと、吉祥寺図書館により本を借りる。
自転車の鍵が壊れていたので、チェーンを買う。

帰宅後、医者にすすめられたとおり、横になって休養。
ネット書店から岡崎武志「古本病のかかり方」が届く。