また寝坊/一下級将校の見た帝国陸軍

今日も寝坊。ユーザ先の会議に途中から参加。

行きの電車で、山本七平「一下級将校の見た帝国陸軍」を読了。これは面白かった。

この本があまりによかったので、「山本七平っていいじゃん」と、小泉ブームで再注目の「「空気」の研究」もちょっと読んでみたのだが、こちらはどうもツボにはまらない・・。

「一下級将校の見た帝国陸軍」の何が面白いかというと・・。
まずは、砲兵小隊長だった山本七平が体験する、不条理系のマヌケ戦場エピソードの数々。それと、「私のような下級将校はOL的存在であった」等の超クールな分析。
この2点が最高!

ネット古書店から、好美のぼる「頭脳線甦ったミイラ」が届く。指紋を変えただけで、運命どころか姿形まで変化してしまう不気味少女を描いた、名作。

日本映画界もいい加減、この本とか、大西巨人神聖喜劇」とかの、「不条理としての戦争」を題材にして、映画を撮ってほしいよね・・。

昼休みに珍しく単独行動になったので、炎天下を麻布十番まで歩く。このあたりに暮しの手帖社がある筈なのだが、見つからなかった・・・。

麻布十番駅そばの蕎麦の「名店」、永坂更級に入ってみた。せいろが800円もする「高級店」なので、客層が私がいつも入る店とちがう・・。
でも、あんまり美味しくなかった。

終電まで仕事。

ネット書店から、山本七平「私の中の日本軍」「ある異常体験者の偏見」、正木ひろし「事件・信念・自伝」、渋谷由美子「それいけ新聞販売店」が届いている。