映画

CSで岩波映画のドキュメンタリー「薩摩・盲僧琵琶」。(→http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD29211/

84年映画なのに、まったく現代的な物品が登場しない。寺山修司映画のような、ファンタステックな和モノ映像の連発。(要所要所で、蝶が盲僧の周りを飛ぶ。そしてモンシロ蝶の羽のアップに、経の文字が写る。ビューテイフル〜!!)

さすがは岩波映画。これは美学的フィクションとしてのドキュメンタリーですね。第三世界の、珍しい部族の風習をドキュメントする感覚。
「あ、ちょっとあの電気器具はイメージにあわないので、片づけておいてもらえませんか。そして、できればみなさん和服でお願いします」と出演者に指示するスタッフの声が、聞こえてくるような映画だ。

監督の諏訪淳という人、これ一本しか監督していないようだが、達人だと感じました。 音楽は山下毅雄・・。これは何か意味があるのかわかんない、「音もきれいだったねえ〜」くらいの感想しかないけど。