「しろうるり」について

山形掲示板(http://ruitomo.com/~hiroo/bbs/kohobu.html)で、出てきたので気になって検索。

  • 徒然草』第六十段より、「徳のいたれりけるにや」(奇談)

この僧都がある法師を見て、「しろうるり」というあだ名をつけたことがあった。
「しろうるりとは、どんなものですか」と人に問われると、「そんなものは私も知らない。もしあったら、あいつの顔に似ているだろうよ」
と言ったという

http://home.att.ne.jp/red/sronin/_koten/toku.htm

  • しろうねり(白容裔)の解説

白容裔は古ぞうきんの妖怪。悪臭を放ち、空を飛び、人にからんで来る。
鳥山石燕は『画図百器徒然袋』において「ふるき布巾のばけたるもの」にこの「しろうるり」を洒落て「白容裔(しろうねり)」と名づけたようである。
忍者戦隊カクレンジャー』(1994年・東映)11話に「シロウネリ」が登場。
デザインはそのまま全身捻りゾウキン。

http://izumo.cool.ne.jp/yosiow/k-nuno.htm

ヨーロッパの文学、芸術や博物学などを紹介してきた澁澤が、その目を日本へ転じて書いたエッセイ集。『徒然草』に登場する「白うるり」をカフカのオドラデクと比較してみせたりと、これまで抱いていた日本文学のイメージを一変させられる。

http://www.asahi-net.or.jp/~jr4y-situ/shelf/1999autumn.html

「しろうるり」という物があるそうで、もしもそれに背中というものがあるものなら、たしかに、うしろへ回って、蹴りたくなるだろう。
若年の新人の登場を見て、文学が「暗さ」から解放されつつあるようなことを言う人があるが、「ちょっと死相出てた。ちょっと死相出てた」と、作中の「私」は男にがらんどうの瞳で見られて、息を呑んでいる。同じ男がやがて楽屋口から出てきた憧れの、いや、手前の存在理由みたいになったタレントに向かって、「目だけ」になって、突進する。蹴りたい「私」の足の指の小さな爪を振り返って、すこし見ているのも、やはり同じ目であるはずだ。しかし、沈黙が恐いばっかりに無理してバカ笑いしている目と、どちらが陰惨か。

http://media.excite.co.jp/book/news/topics/073/p02.html