中沢新一「ぼくの叔父さん 網野善彦」(集英社新書)

読了。横分ハンサムの巻頭の肖像画もまぶしい(5歳で初めてあった中沢は、背が高くて鼻筋とおっているので、「アメリカ人」と間違えたそうな)網野先生のキャラも最高。

だが、著者の父の中沢厚、この人の人柄がいいなあ。民俗学者にして共産主義者民俗学的な知見が理想社会の実現につながると信じ、党活動の傍ら、バスと自転車で山梨じゅうの山村を巡り、道祖神や石神の写真をひたすら撮り続けてていた人。


中沢家については、こちらに詳しく書かれている。
http://ring.atr.jp/archives/misc/chiiki/mizu/hb-mo1.html