笙野頼子「徹底抗戦! 文士の森  実録純文学闘争十四年史」(河出書房新社)

図書館本、読了。
「純文学は終わっている、文芸誌は読者はほとんどいない」と書いた大塚英志への、普段の笙野文体(攻撃的&幻想的)での、徹底批判。面白いが、ちょっと電波も入っていて辟易。
かつて「SFマガジン」であった「SFクズ論争」と似てるなあと思っていたら・・、笙野先生自身、

SF駄目論争が、前の私の「ドン・キホーテの「論争」」と呼応したようだった事を思いだす。

と書いていた。