「上方漫才黄金時代(3)」(ASIN:B00005EO0S)

  • 松鶴家光晴・浮世亭夢若「お笑い勧進帳
    • 横山やすし系の声調の夢若と、アチャコ系ダミ声の光晴とのコンビ。テンポ快調なしゃべくりで、やすきよを連想する達者さ。
    • 勧進帳のパロデイを、歌舞伎・浪曲を引用しながら、テンポよく進める。切れ目なく問答が続き、愉快、愉快。
  • 松鶴家光晴・浮世亭夢若「お笑い忠臣蔵
    • 今度は忠臣蔵忠臣蔵をまったく知らない夢若に、必死で説明していく光晴。何を聞いても知らないので、大わらわ。
    • 「昨日生まれた赤ん坊にも、乳を飲みたい欲がある」「昨日作ったカマボコにも、板に乗りたい欲がある」
    • 講談調の掛合で忠臣蔵を説明していく。両国橋がわからなくなり、二人で歌をうたって名前が判明、そこで幕。
  • 松鶴家光晴・浮世亭夢若「社長哲学」
    • 夢若が10万円の積立貯金をするという。「貯まった暁には、君には四畳半の・・・、トンカツを買ってやるわ」
    • 光晴は「実業を始めて、社長にならねば駄目」と。そこで、社長と従業員とのコント。366日から、休みの日、休憩時間を引いていくと、最後はゼロ日になる。ちょっと理に落ちすぎていて、秋田実の匂い。
  • 浮世亭歌楽・ミナミサザエ「空想は自由である」
    • もっちゃりしたしゃべりの歌楽に、高音で元気なオネエチャン型のサザエのコンビ。
    • ネタはこれも秋田実かな。理屈っぽい。サザエの頭の天辺から出しているような声は、聞いてて楽しいが。
    • サザエが女代議士になる空想。「男に子供をうませる」「乳は男がやる」
    • 100年後を空想する。100階たてのビルができる。1000人のりの飛行機ができる等。