漫画屋無駄話「其の1805」より

http://www.linkclub.or.jp/~mangaya/nikkann.html

快適でない読書も最近。『月の輪書林それから』(高橋徹晶文社)だ。交遊ある坪内祐三を坪ちゃんと馴れ馴れしく呼んだり(読者にゃ関係ねえ)、親孝行振り(同)や夫婦愛(同)描写もあからさまでげんなり。聡明な担当編集者なら書き直させたろう。

さすがの毒舌。前作の恋愛話(「山田洋次映画の恋愛かよ」てな感じだった)も正直つらかったもんな・・。
なんて・・他人のことを言えるブログか、ここは!


ところで、月の輪書林といえば、この、揚羽堂さんの日記の記述も面白かったなあ。
http://plaza.rakuten.co.jp/agehado/diary/200510210000/

最近、晶文社から発売された、近所の大先輩、天才【月の輪書林】の著書第2弾!
月の輪書林それから」 税込価格¥2310。
なんと、この本の288Pに4行ほど、当店揚羽堂が登場!その中の1行だけ抜粋すると・・・
揚羽堂さんは…(中略)…チットやソットではへこたれない根性を持った男だと(一度話しただけだが)お見受けした。」
流石、天才。
まるで長嶋茂雄王貞治と初めて会った時に感じたかのような第一印象ではないか!