- ついに最終巻だが、至福の前「第7巻」とは真反対。どのコンビも面白くない、つら〜い、つら〜い、一本だった。
- 二代目 平和ラッパ・三代目 平和日佐丸「親孝行の話」
- 「アホ」をウリにしたラッパだが、その「わざとくささ」が耐えられない。高い呂律のまわらない声で「アホなこと」をまくし立てられると、当方の神経ズタズタ。
- ツッコミの日佐丸はサビのきいたしゃがれ声。
- ラッパ「孝行は嫌いやねん。なすびのドブづけがすきやねん」「だれが漬け物の話してるんや」(寒い)
- 「中国の親孝行の話をしてやろう」「わしゃ広島やけんな。中国の話はええわ」(超寒い)
- 「重病とはなんや」「重たい病気で重病や」「ほんなら、お母さん、鉄の塊飲んだんちゃうか」(もう、耐えられない)
- 三遊亭小円・木村栄子「お笑い三人吉三」
- のんびりした口調の小円を、「田中真紀子のような強気声」の栄子がケンカごしに屁理屈で絡んでくる。その屁理屈がまた、つまらない上、リズム感もなく、聞きながら腹立たしくなる。
- 「世間では同姓同名というのがあるね」「アメリカと同盟か」
- 「新聞の社会面に目をとおすとね」「あんた、新聞に目玉をとおすんか。器用やな」(首を絞めたくなる)
- 「同姓同名の人に会いに行きましょう」ということで、「えんかいな節」の替え歌の「面会な節」を、三味線つきで二人で歌う。歌は二人とも達者。
- 「婦系図と忠臣蔵をごっちゃにやると、早瀬主税と大石主税とがゴッチャになって、ややこしいな」ということで、婦系図のコント。早瀬がお蔦に「これから吉良の屋敷に討ち入る覚悟」と話して、混乱。
- 最後は「三人吉三」のコント。小円の声色うまい。特に面白いギャグもないまま、幕。
- 秋山右楽・石川左楽「お祭りとお酒」