鶴見俊輔+佐藤忠男+北杜夫編「現代漫画15 漫画戦後史2(社会・風俗篇)」(筑摩書房 70)  

図書館本、読了。戦後直後から70年までの、漫画集団作品を中心とした風俗史。「大学漫画研究会特集」の頁には、「立大漫画研究会・西岸良平」の作品もある。
この本を借りたのは、こちらで(http://d.hatena.ne.jp/kokada_jnet/20060729#p2)、戦後の大阪で一世を風靡したという南部正太郎「ヤネウラ3ちゃん」を読みたくなったせいなのだが、収録されていた「ヤネウラ3ちゃん」、サイテー。まあ、「サザエさん」だって、連載初期は低レベルだし、この程度のギャグセンスが当時の日本人のレベルなんでしょ。


結局、全編を通して一番面白かったのは、水木しげる先生の「原始さん」。
あと、占領当時、日本に在住して1コマ漫画を描いていたアメリカ人の作品も、2人分収録してあって、ちょっと面白かった。