吉田和正『結婚詐欺師 クヒオ大佐』(新風舎文庫 ISBN:4797489510)

図書館本、また、眠れない間に読了。
退屈男さんのブログ(http://taikutujin.exblog.jp/3985425/)で「ことし読んだ本のなかでもっとも珍品」と、紹介されてたいた本。確かにスゴイ本だった。


ジャーナリストの著者は、ふとしたことから、出所後のクヒオ大佐の懲りない詐欺事件に関係を持ち、「彼を立ち直らせるため」、(1)故郷へもどっての自分探し、(2)懺悔録の出版、などを提案し、クヒオ大佐に立ち向かっていく。
最後に、トンでもないどんでん返しが待ってます。
(ちなみに、AMAZONのレビューでは、その「落ち」を割ってしまっているものが2本もある。これは「ミステリの結末を書く」のと同じような「読者の楽しみ」を奪うルール違反なので、こういう無粋なレビューはやめて欲しいものだ)