やしきたかじん「たかじん胸いっぱい」(KKベストセラーズ ISBN:4584008493)

図書館本、読了。
たかじん」の下積み時代(京都祇園町のクラブ歌手時代、そして新人賞は取ったが売れない時代)の思い出本。
飲み屋関係の相当な奇人・変人が次々と出てくる。これらの人物を中島らもに描かせると、クールな「奇妙な味」の人物像が浮かび上がる。だが、「たかじん」の筆は人情味が濃厚で、「関西人の煮こごり」のように暑苦しい。


ワタシにとっては、オモロイような、鬱陶しいような、という、タレントとしての「やしきたかじん」と、同じような位置づけの本だった。