池田得太郎「家畜小屋」(中央公論社 asin:B000JATAO8)

図書館本、読了。
編入っている短編集で、屠蓄人が主人公の表題作のみで文学史に名を残す人。確かに凄まじくて、面白かった。
でも、私は3作目の「女神像」ってヤツのほうが面白かったなあ。戦時中に、元マネキン倉庫に入り込んだ少年たちが、自分の好みのマネキンを組み立てて、ダッチワイフ的な性衝動の対象にするという話。