「幻影城の時代」の会/編「幻影城の時代 資料・研究編、回顧編」(エディション・プヒプヒ isbn:9910774825)

http://www.bk1.co.jp/product/2748532
図書館本、読了。
大充実の労作だが、なんと言っても、編集長の島崎博氏へのインタビューが圧巻。
実は島崎氏は、台湾にいても新本格などの新作のガンガン読みまくって、日本ミステリの翻訳叢書のセレクションをしたり、ミステリ雑誌の顧問をされたりなどと、帰国後もミステリの普及啓蒙活動をしっかりされていたのだ。
その島崎氏と、今回のインタビューアーであるファン2人(島崎氏にとっては「45年ぶりに会う日本人」だったとか)との、非常に難関であったコンタクトへ至るの経緯は以下のところに。
http://tanteisakka.at.infoseek.co.jp/sima.html
このコンタクトがなければ、この本も存在しなかったワケで・・。


ちなみに、こちら(http://d.hatena.ne.jp/k-bijutukan/20070406)によると、この本、「現在、商業ベースを含めた増刷を検討中です。」とのこと。