蜷川幸雄監督が「ガラスの仮面」演出 ヒロイン募集へ

少女漫画の金字塔「ガラスの仮面」が蜷川幸雄氏演出の舞台に――。埼玉県芸術文化振興財団さいたま市中央区)は、財団の芸術監督の蜷川氏が演出する音楽劇を、来年8月に彩の国さいたま芸術劇場で上演する。ヒロインの北島マヤとライバル姫川亜弓役を全国からオーディションで選ぶ。


ガラスの仮面」は美内すずえ作の少女漫画。貧しい家庭に育った少女のマヤが、女優としての才能を見いだされ、美貌(び・ぼう)と才能を併せ持つ亜弓と、幻の名作「紅(くれない)天女」の主役を目指して才能を開花させていく物語だ。1976年に連載が始まり、現在まで完結していない大作で、舞台やアニメ化もされ、親しまれてきた。

 
同財団は、夏休みに家族で楽しめる舞台企画の第1弾に位置づけており、オーディション作品としては高齢者劇団の「さいたまゴールド・シアター」に続く蜷川氏の新企画となる。

 
主役2人をオーディションで選ぶことについて蜷川氏は「未知の才能、高い志、従来の演劇観にとらわれない自由な発想を持った人と出会いたい」とし、「自ら感じ、考え、行動できる人材を求める」との談話を寄せた。

月影先生を、誰がやるかが、気になる・・。