伊藤桂一(聞き手:野田明美「若き世代に語る日中戦争」(文春文庫 asin:4166606077)

図書館本、読了。
伊藤が自分の経験を元に、「兵士の視線から見た戦争」を、弟子相手に語っている。伊藤は騎兵だったそうだ。
これは知らなかったのだが、「戦友会」というものが戦後できる切っ掛けが、伊藤が初めてかいた戦記物「雲と植物の世界」が昭和27年に芥川賞候補になったのが契機だという。
それまでは、皆、生活の余裕もなく「集まろう」どころではなかったとか。