岡崎武志+柴田信+安倍甲編「書肆アクセスという本屋があった 神保町すずらん通り1976-2007」(『書肆アクセスの本』をつくる会 asin:4842107049)

図書館本、読了。すごく大人数の「書肆アクセス」に関わった人たちが、熱い文章を寄せている。私が行ったのは、2,3回かあな。いいお客ではなかったなあ。


執筆陣は以下のとおり。


はじめに 編者代表 岡崎武志
イラストレーション 内澤旬子
甘えっぱなしで、ごめんなさい 安倍甲無明舎出版
アクセス畠中さんへのメール三通 岩田博岩田書院
畠中さんの手書き名刺 山川隆之吉備人出版代表)
地方と小出版社ということ 樽見博日本古書通信社
営集はこの店から始まった 大竹聡『酒とつまみ』編集発行人)
遠く離れた本屋さんへ 新城和博ボーダーインク
アクセスに思う 小林直之本の森編集部)
書肆アクセスで売って買って 田中栞(編集者)
畠中さんのいるお店 市川慎子海月書林
もうあてにはできない 山本善行(「sumus」同人)
いつかまたどこかで [[三宅秀典
貸本マンガ史研究会)
アクセスからのアクセス 渡邊慎也(「仙臺文化」編集人)
吉本隆明資料集』と書肆アクセス 松岡祥男猫々堂
こんな縁 佐藤健太(フリー編集者)
最新号はまだですか? 川島育郎栃木放送ミニコミ『スクラップステックス』)
アクセス閉店で思ふこと 舘浦あざらし海豹舎代表取締編集長)
地方文化の見直しを 永井伸和今井書店
書肆アクセスから授かった時間 佐藤健児ミニコミ『映画之雑誌』・雷鳥社編集者)
すずらん通りはさびしくて 山崎範子谷根千工房
土の匂いが消える 向原祥隆(図書出版南方新社代表)
うれしかった一言 松岡つとむ(『なまら蝦夷』編集部)
書肆アクセスと本と旅とそれから。すずきさち(『中南米マガジン』編集部)
列島小出版苦闘の軸跡 三原浩良弦書房代表)
皆で、「書肆アクセス」復活宣言を 柳ヶ瀬和江リコシェ
神保町の臍 飯澤文夫明治大学図書館)
アクセスが播いた種を、こんどは福岡で 藤村興晴石風社
書肆アクセスは旅人が憩う一本の木だった 岡崎武志(ライター、「sumus」同人)
不思議な、寂しさ 鈴木力(前集英社新書編集長)
私の”本好き”の一割は、「書肆アクセス」でできている。 飯田真由美(『ダ・カーポ』編集部・書評担当)
丸の内から徒歩三十分 藤田加奈子{「戸板康二ダイジェスト」主催)
本との距離が近くなった 竹内啓(「神田伯剌西爾」店員)
神保町の心臓 瀧口宏(神保町通勤者)
正夢であって欲しい「再スタート」のお知らせ 大貫伸樹(デザイナー)
”小さな声”の聴ける場 増井潤一郎ミニコミ「ちゃらんぽらん」、フリー校正者)
温かなお店の気配 松本典子(写真家)
「東京者」コーナー出現 堀切直人[[(文芸評論家)
道しるべがつ消えてしまった [[三五千波
(漫画家、『漫画の手帖』所属)
書肆アクセス・デッサン帳 林哲夫(画家、「sumus」編集人)
映画図書室とのかかわりを通して 笹沼真理子フィルムセンター図書室)
十坪の宇宙の喪失 佐藤美奈子図書新聞編集部)
なにか気の合う店 濱田研吾ハマぴん本舗主人)
書肆アクセスと私 萩沢宏行(書誌アクセス本レビュアー)
薬味不足 鈴木地蔵(元『出版ニュース』編集部)
立ちどまって見つめる 木村寿海(編集者)
田舎者にとっての書肆アクセス 堀内恭(フリー編集者)
書店文化を消すな 古賀邦雄水・河川・湖沼関係文献研究会
もっと「アクセス」を体験したかった 退屈男(書店員、ブログ「退屈男と本と街」)
「引き揚げる」楽しさ 今柊二畸人研究学会
書肆アクセスの傘立て 宮崎達生(高校教諭)
二度とお目にかかれぬ品揃え 串間努(日曜研究家)
北の国から 古川和代(情報誌『アクセス』書評担当)
書肆アクセスは文豪への第一歩 メイ(『あなたの知らない積丹半島』編集)
アクセスのワゴン 荻原魚雷(ライター、「sumus」同人)
他人の不幸は蜜の昧 塩山芳明(エロ漫画編集者)
ある書店の消滅 本多正一(写真、編集) 
添えられてくるもの 津田京一郎(勤務医)
何か面白い本はないですか? 堀内倫子(フリー編集者)
摘録・書肆アクセスで買った本 南陀楼綾繁(ライター、編集者)
書肆アクセスは「今」 柴田信岩波ブックセンター
本屋として客として 倉繁修一三省堂書店
本と人を支える場所 宇田智子ジュンク堂書店池袋本店)
ごきげんよう、アクセスの皆様 藤崎滋男ぶなやかた
書肆アクセスと「路地裏マップ」 守屋淳(著述業、元三省堂書店
神保町・書肆アクセス 内堀弘石神井書林
幻の岡山文庫フェア 田中美穂蟲文庫
アクセスの新着本コーナー 三浦健リブロ
神田村とアクセス 青木純一美和書店
神保町の拠り処 笠間祐一書泉グランデ
畠中さんに惚れた夏 福岡宏泰海文堂書店
背表紙から伝わるもの 粕谷亮美サンタポスト
古書店員から見た神保町
  消えた立ち食い蕎麦屋、そして書肆アクセスのことなど 小林中也古書店員)
模索舎とアクセス・地方小 五味正彦模索舎元代表
書肆アクセスヘのメッセージ 

わが青春のオアシス「書肆アクセス」 大原哲夫(情報誌『アクセス』初代編集長。小学館編集者)
大切な場所 長峯英子(元・地方・小出版流通センター店長) 

  • 彼女が店番をしているころ、よく、奥崎健三夫妻が風呂敷包みに本を入れて訪れたという。

自分に効く薬 阿部はるみ(元・情報誌『アクセス』編集者)
「自由民権コーナー」があった頃 谷口桂子(元書肆アクセス店員)
書肆アクセス三代目店長 青木一男(元書肆アクセス店長)
私の十年八ヶ月 浅川まどか(書肆アクセス店員)
書肆アクセスでの日々を振り返って 黒沢説子(元書肆アクセス店員)
私の大好きなアクセス 西川あずさ(書肆アクセス店員)
書肆アクセス」関連主要文献目録 根岸哲也
あとがきにかえて 畠中理恵子書肆アクセス店長)


なお、編集作業担当。