図書館本、読了。近年の「足立正生復活」と、若松孝二の「連合赤軍事件」映画化に応じて、書かれた本。
若松、足立の他に、若松プロに関連した大和屋竺、沖島勲、佐々木守、秋山道男などについての文章が並び、当時の状況をあんまり知らない私には、まあ「勉強になる」。
しかし、平岡は「思想的一貫性がある」というのか・・。
1970年代に書かれた「犯罪的革命と革命的犯罪を称揚」する文章を多数収録。また新たに執筆された文章でも、韓国に帰国後に問題を起こして評判を落としている金嬉老を「それがどうした。彼は屹立する男根である」と擁護しているし。「文化大革命は世界同時革命の一貫であった。俺はいまでも文革シンパだ」と言い放っている。
平岡の中ではいまだに「革命/犯罪」幻想が生き残っているんだなあ。何だかなあ。