中古ビデオで買っていたものを見た。リチャード・レスターによる、１９７３年制作の「三銃士」「四銃士」の、１６年後に制作された続編。１６年たって、ふたたび、まったく同じキャストを揃えた制作陣の熱意に感動。
舞台は前作から２０年後。ダルタニアンたち四銃士たちはおじさん世代に達し、アトスの養子や、悪女ミラディの娘など、若い世代が活躍している。
アクション・シーンのコミカルな演出は健在で、楽しい映画。
「これで月に行く」と豪語してシラノ・ド・ベルジュラックが作っていた熱気球を、横どりするシーンがあったりするのだが、彼がシラノだということを、字幕がひろっていないのが残念。
ところで、撮影中にダルタニアンの召使・プランシェ役のロイ・キニアが、落馬する事故で死去している。この事故をきっかけにレスター監督は劇映画の監督から引退することになったという。
