次郎長三国志「第九部 荒神山」

時代劇専門チャンネルの一挙放映で。
東宝の「次郎長三国志」シリーズはこれで終了だが、監督のマキノ雅弘東宝と喧嘩して、途中でシリーズをやめてしまったので、ものすごく中途半端に話が終わっている。


森繁久弥の「森の石松」が前話で死んでしまったのも痛いし、素晴らしい存在感でシリーズを盛り上げてくれた、久慈あさみ越路吹雪も登場していない。かなり貧弱なデキ。


ちなみに、山田宏一著「次郎長三国志 マキノ雅弘の世界」(ワイズ出版 asin:4898301398)に、このシリーズ全話のあらすじが書いてあるのだが・・。この第九部では、「吉良の仁吉が、『神戸の長吉と安濃徳の喧嘩』の仲裁をして、殺される」とあったが、そんなシーンはなかった。山田宏一の思い違いかな・・。