円堂都司昭「「謎」の解像度 ウェブ時代の本格ミステリ」(光文社 asin:4334975399)

図書館本、読了。


昨年度の日本推理作家協会賞受賞本。
「人間が描けていない」と当初評された新本格諸作家の作風が、ポストモダン以降からネット社会に至る様々な社会的な背景を反映していたと、精緻に分析した、傑作評論。