原宗子「環境から解く古代中国」(大修館書店 )

図書館本、読了。

  • 殷時代の華北は温暖であり、そのため「象」という漢字ができた。
  • 春秋〜戦国時代の斉は、多様な自然環境を持っており、「菅子」にある分業生産性により、国力をあげた。
  • 絹生産のための桑植樹は、表層土壌の飛散を防ぎ、砂漠化を防止した。明清期に「貧困の黄土高原」が生まれたのは、絹の産地が移ったことによる。