DVD「私は猫ストーカー」

浅生ハルミンのエッセイの映画化。映画はオリジナル・ストーリーで、DVD収録の監督のインタビューによると、わずか6日で撮影終了したというから、かなりの低予算映画。


「やねせん」を舞台に、小川紳介組の田村正毅カメラマンが、路地の野良猫たちを、見事に撮影して。猫好きの人の間で評判いいようだけれど。
実はこの映画は、「猫ストーカー」という、普通の猫好きでもちょっと鬱陶しい行為を描くことで、「猫好きの人たちの、変人ぶり、周囲からの浮きかげん」をうまく表現した映画だと思う。
なお、私は猫好きだけれどね。


また、監督やスタッフにはあまり猫好きはいないとみた。猫好きの厳しい目からしたら「ここ甘い」「リアリティない」描写が散見する。
(と思って、コメンタリーを聞いたら、鈴木監督は猫を飼ってるんだって。うーん・・)