川西政明「新・日本文壇史 第1巻」(岩波書店)

図書館本、読了。
大正期の作家たちの恋愛スキャンダルをひたすらに描写。よく調べて書いてはいるんだろうけれど。伊藤整瀬沼茂樹日本文壇史」の続編を名乗るのは、僭越。
全7章のうち、最後の章だけ唐突に恋愛沙汰とは無関係な「文壇から消えた相馬泰三」としている構成も意味不明。この作家についての新発見があったので、著者的に発表したかったのか。