井上マス「好子さん!―これだけは言っておきたかった」(扶桑社)

図書館本、読了。
井上ひさし夫婦離婚直後に、ひさし母が書いた、好子バッシング本。
ひさしのDVについては。「浮気がばれた時に殴った」ことを書いているだけで。日常的なDVについては触れず。むしろ好子のほうが、ひさしをよく殴っていたという調子。
また、離婚時にひさしに次の恋人がいたことにも、軽くしかふれず。
基本的にひさしは聖人、好子は「憎めないところもあるが、性格破綻者」の論調なので、読んでいてどんどん不快になる。
三女・麻矢の本によると、双方ともかなり特異な性格の夫婦だったようだが・・。