1-01-03から1日間の記事一覧

翻訳者紹介

加島祥造(かしま・しょうぞう) 大正十二年東京に生まれる。 昭和二十ニ年早稲田大学英文科卒。 英米文学研究家。 主訳書 ロバート・ゴーヴァー『百ドルの誤解』(早川書房刊) エド・マクベイン『カリブの監視』(早川書房刊) デイビィッド・イーリイ『観…

わがロスト・ワールド 石上三登志

*少年冒険小説<恐竜の足音>を読み、興奮感激する。後にこれがドイルの<ロスト・ワールド>の翻案であった事を知る。作者は高垣眸だったと思う。 *手塚治虫の科学漫画<前世紀星>にて、恐竜漫画にはじめて出会う。 *南洋一郎の冒険小説<緑の無人島>…

SFとのおつき合い 峯岸久

ミステリーの翻訳をやっているうちに、なんとなくSFの作品にも触れるようになり、いつの間にかSFの翻訳ばかり手がけるようになった。 なんとなくといったが、きっかけはわかっているので、一つはジョン・ウインダムの『トリフィドの日』にぶつかったため…

SF私言 中島河太郎

リバイバルブームの先蹤の一つになった「少年倶楽部」は、しきりにもてはやされて、当時の雑誌まで古本界で高値を呼んでいる。私もその熟心な読者の一人だったが、それに飽きたらなくなった頃、むさぽり読んだのが「中学生」であった。 研究社の発行で、星で…

解説者 福島正実

収録作品 コナン・ドイル『ロスト・ワールド』加島祥造訳 『毒ガス帯』永井淳訳 『マラコット海淵』斎藤伯好訳 『物質分解機』永井淳訳 『地球の叫び』永井淳訳 

「世界SF全集」月報より