これでエンド 「上方漫才黄金時代(8)」(ASIN:B00005EO0S)

  • ついに最終巻だが、至福の前「第7巻」とは真反対。どのコンビも面白くない、つら〜い、つら〜い、一本だった。
  • 二代目 平和ラッパ・三代目 平和日佐丸「親孝行の話」
    • 「アホ」をウリにしたラッパだが、その「わざとくささ」が耐えられない。高い呂律のまわらない声で「アホなこと」をまくし立てられると、当方の神経ズタズタ。
    • ツッコミの日佐丸はサビのきいたしゃがれ声。
    • ラッパ「孝行は嫌いやねん。なすびのドブづけがすきやねん」「だれが漬け物の話してるんや」(寒い)
    • 「中国の親孝行の話をしてやろう」「わしゃ広島やけんな。中国の話はええわ」(超寒い)
    • 「重病とはなんや」「重たい病気で重病や」「ほんなら、お母さん、鉄の塊飲んだんちゃうか」(もう、耐えられない)
  • 暁伸・ミスハワイ「お笑い婦系図
    • 伸のギター&歌に、ハワイの「アーイーヤー」の合いの手がしつこく入る。それだけのコンビ。笑い所はほとんどない。
    • オープニングは、伸のハワイアンに、「アーイーヤー」の合いの手。
    • 婦系図のコントが始まるが、ハワイの体型で笑わせる程度。(笑えない)
    • 伸が浪曲をうなりはじめるが、ハワイは相変わらず、「アーイーヤー」を延々と。
    • 「それでは〜、みなさま〜、さよう〜なら」と二人で歌って幕。
  • 三遊亭小円・木村栄子「お笑い三人吉三
    • のんびりした口調の小円を、「田中真紀子のような強気声」の栄子がケンカごしに屁理屈で絡んでくる。その屁理屈がまた、つまらない上、リズム感もなく、聞きながら腹立たしくなる。
    • 「世間では同姓同名というのがあるね」「アメリカと同盟か」
    • 「新聞の社会面に目をとおすとね」「あんた、新聞に目玉をとおすんか。器用やな」(首を絞めたくなる)
    • 「同姓同名の人に会いに行きましょう」ということで、「えんかいな節」の替え歌の「面会な節」を、三味線つきで二人で歌う。歌は二人とも達者。
    • 婦系図忠臣蔵をごっちゃにやると、早瀬主税と大石主税とがゴッチャになって、ややこしいな」ということで、婦系図のコント。早瀬がお蔦に「これから吉良の屋敷に討ち入る覚悟」と話して、混乱。
    • 最後は「三人吉三」のコント。小円の声色うまい。特に面白いギャグもないまま、幕。
  • 秋山右楽・石川左楽「お祭りとお酒」
    • ボケの右楽、ツッコミの左楽。滑舌・テンポよく、落語風の問答。今回の4組では一番、耳に心地よかったが、ネタがつまらない。
    • 「いつも鉢巻きと半纏を着てるんや。それで祭りをやってると、関係なくても入り込んで、酒を飲んでくる」と右楽。
    • 右楽の地元の祭りに、左楽を呼んでくれという話になる。「うちは祇園祭や」(祭りの描写入る)「でも三年前に引っ越した」「で、神田祭や」(祭りの描写入る)「でも、二年前に引っ越した」「今度は舟や。天神祭や」(祭りの描写入る)「でも、一年前に引っ越した」「今は住吉祭や」「でも、もうすぐ引っ越す予定や」
    • 「いったいどこに引っ越す予定や」「君の町内や」で幕。