昨夜は風が強くて、窓を開けると寒すぎる。かといって閉めると暑い。色々試行錯誤して、午前1時半にようやく就寝。今朝は10時起床。


母親から、「父親が作った」野菜が届く。野菜以外に、「紫蘇ジュース」「桃の砂糖漬け」が同封。こんなの誰が食べるんだよ。その他に、「ためしてガッテン:生活周期の改善の巻」のビデオテープも・・。
ウザイので、電話かけずに、メールで「届きました」の連絡。

DVD「妖怪水木しげるのゲゲゲ幸福論」

こちら(http://d.hatena.ne.jp/erohen/20060718)で教えていただいたDVD。2006年3月にBSJAPAN(テレビ東京系)で放送された、第43回ギャラクシー賞受賞作品。
ネット書店等では扱いがまだないようなので、制作元のやのまんのHP(http://www.yanoman.com/)で注文して到着。

〈本編出演者〉
主演 : 水木しげる 朗読:和久井映見
〈出演〉
荒俣宏呉智英南伸坊京極夏彦佐野史郎(特別出演)
府中のミケランゼロの息子(伊藤昌利)、のぼせ山(吉田新之輔)、ペンシル(齋藤基樹)、水木しげる弟・マネージャー(武良幸夫)、水木しげる夫人(武良布枝)、水木しげる次女(武良悦子)、水木しげるアシスタント(村沢昌夫)、 美人アシスタント(松久保褚子)、ヒゲ講談師(田辺一鶴)、パプア・ニューギニアの人たち

「 自分の天才ぶりに酔う訳です。」(水木しげる
50余年にわたり「妖怪」を描き続けてきた巨人・水木しげるの私生活は、やはり私たちの想像を超えた〈ゲゲゲ〉な営みであった。謎めく会話の締めにはいつもの『ヒヒヒヒッ』の高笑い。その自嘲的笑いの直前に生まれる〈鎌鼬〉のような一瞬の真空は、周囲を何事もなく水木ワールドへと誘う。・・・かと思えば、食事シーンでは水木マンガの登場人物そのもの『ガブッ、ガアァーッ』の勢いで無言摂取する。とても齢84歳のオジイサンとは思えないパワフルさ――日常すべてが〈水木流〉である。
本作は、水木幸福菌の親玉キャリアである水木しげるに日夜密着し、人類にとっての〈幸福〉???を探し求めるファンタジックドキュメンタリー。本年度、テレビ界の栄冠ギャラクシー賞を受賞した秀逸作である。
水木流〈幸福〉にあやかり、幸せになりたいと願っているファンの皆さん! その答えはきっとこの中に見出せるだろう。
「食って、寝て、・・・ときどき描いて。お父ちゃんの頭ん中って・・・」(次女・悦子)

〈特典映像〉
田辺一鶴 講談「妖怪お化け軍談修羅場」
水木しげるのアシスタント第一号、そしていまや講談界の大長老・田辺一鶴師匠によるオリジナル講談をDVDのために撮り下ろし。231体の妖怪が次々に飛び出す迫力は圧巻。」

座談「妖怪五者会談」
水木しげる荒俣宏呉智英南伸坊京極夏彦各氏による”妖怪五者会談”の完全版。爆笑につぐ爆笑、そして時には人間の深淵についての洞察。ほかでは絶対に実現しえなかった顔合わせです。放送されなかった箇所もそのまま収録」

<初回限定付録>金の豆腐 豆腐小僧 妖怪
金の豆腐を持った可愛い「豆腐小僧」のオリジナルフィギュア付き〈初回限定〉!!! 何かイイことおこりそう…?!

キャラクターに憑り付かれた漫画家 福谷たかし「レジェンド どくだみ荘伝説」(青林工藝舎)

読了。収録されている「どくだみ荘」自体は、バロックな過剰さもなく、「安心できる大衆娯楽作品」で、正直つまらなかった。


それよりも、巻末の「福谷たかし年譜」が読みごたえがあった。それは、本来「ガロ系」の暗い作品への志向があった作家が、タマタマ開き直って書いた「娯楽作品」が、大化けして読者の共感を得てしまい、その作品に憑依されてしまった人生だ。
シャーロック・ホームズを嫌っていて、「自分は歴史小説家だ」と自認していたコナン・ドイルのように・・。この本には、投書欄への読者の投書が収録されているが、ほとんどが主人公・堀ヨシオへの呼びかけ文となっている。まるで、堀ヨシオが実在の人物であるように。


晩年は、作品のマンネリ化と読者の過剰人気とのギャップに悩み、酒びたりの日々だったという。そうして、作品を「落とす」こともシバシバだったワケだが、「人気ナンバー1作品」を落としたくない編集部は何と、「過去の作品の絵」を元に、新たにネームを貼り付けるなどして、話を再構成して掲載したという・・。うーむ、すごい。
そして、福谷は酒の影響での病気が重なり、48歳の若さで亡くなっている。


松田優作と交友関係があった、というのも、意外。しかも初対面での優作の言動に腹を立てた福谷が殴りかかり、その後、親友になったというのだから、いかにも優作的な交友。

散歩

昼食後、散歩。風が強くて、寒いほど。

  • ヤクルト・ショップの巨大ヤクルト


図書館に行き、返却&借り出し。妻のカードで、ダンボールハウス写真集2冊、坂口恭平「0円ハウス」(リトル・モア)、曽木幹太「ASAKUSA STYLE 浅草ホームレスたちの不思議な居住空間」(文藝春秋)。
0円ハウス ASAKUSA STYLE 浅草ホームレスたちの不思議な居住空間
それと、さらにビジュアル本2冊、「ナショナル・ジオグラフィック 日本版」7月号(特集:パンダ貸します)、レオナード・セトライト著(高斎正訳)「ロールス・ロイス 豪華!王者のリムジン」(サンケイ新聞社出版局 ワールド・カー・ブックス 72年刊)を。

あと、CD2枚、ヴァン・ダイク・パークス「ディスカバー・アメリカ」、石原裕次郎裕次郎クリスマス・キャロル」を借りる。


いつものマンション前の公園で、また鳥に餌やり。初めはスズメしか寄ってこなかったが、鳩が徐々に寄ってきて、最後は大混雑に。
公園入り口に、縦横1mくらいのデカイ温熱ヒーターが、無断放置されていた。


足の調子がよくないのだが、なんとなく散歩したい気分なので、新川橋通りを渡り、今まで行ったことがない、大島3丁目方面へ。
途中にプチ商店街めいた通りがあって、素敵な外見の床屋さんが。
  
電信柱に風鈴。風流。

ボロアパートに、達筆でアパート名が書かれていた。

広めの児童公園があったので、ベンチに座って休む。飛行機状のジャングルジム。

公園に犬を散歩させに来た、おばちゃんとおっちゃんがいたが、おばちゃんの方の短足犬がワンワンワンワン、おっちゃん犬に吼えまくり、犬同士で喧嘩に。おっちゃんが怒って、「あんたがちゃんと面倒みないから、こんな喧嘩になるんだろ」と・・。


さらに歩くと、廃屋になった商店ちらほら。大師行きのバスどおりに出て、先日「昭和系古本屋」へ来た時に散歩した、桜本の商店街に出た。バス通りを歩いて、帰宅することにする。
バス通り沿いの酒屋さんの奥のほうに、石原裕次郎のブロマイドが飾ってあった。
カラオケボックス「I」。うちの自宅から一番近いカラオケボックス。居酒屋の2階にあるのが少し不安だが、今度、来てみようか。

忍者か仙人が住むアパートか? 「白雲荘」


水門通り入り口の所まで戻ってくると、いつも店内に黒猫が寝ている洋裁屋が。今日は黒猫以外に、小柄なロシアンブルーがいた。散歩中のおっちゃんが、ガラス越しにロシアンブルーに指を出して、遊んであげている。
コンビニそばの酒屋の2階の窓に、理容師の練習用のマネキン頭部が干されていた。子供が学校に通っているのかな。


コンビニにより、いつもの「デイリースポーツ」と、チロルチョコの「麻雀牌」版を買う。

今は、字牌と、一萬、九萬しかないようだが、できれば全種類出してもらって、「チロルチョコで麻雀」できるようにしてほしいなあ。


デイリースポーツのアダルト欄をチェックすると、倉田稼頭鬼の連載官能小説「昭和少年 性春の扉」の挿絵を描いている、謎の絵師「侮異恥」先生の絵、ようやく変わっていた。(ほぼ毎日、デイリースポーツを買っているのに、絵はずーっと同じ絵だったということ)
今日は1日だから、小説の連載は毎日なのに、絵は月1回しか変わらないのか。聞いたことないぞ、そんなの。
それで、うーむ、コレクションがまだ2枚。この調子では・・。先生にファンレター書いて、他に作品発表していないか、教えてもらうよう、頼もうかな。