昨夜寝付けなくて4時間睡眠で出勤 産業医面談で凹む 妻が緑内障!!

昨夜は、色んなことがありすぎて、興奮というか、色々考えて不安感が増していたのか、全然眠さが襲ってこない。
午前4時になっても 眠くならないので、セロクエルを5錠追加して飲むと、さすがに寝れた。


今朝は8時半起床。10時半からの産業医面談に直出。課長が先に来ていて合流。30分待たされて、11時からになった。
これは「復帰後3ヶ月目」の面談なのだが、「前回の復帰後1ヶ月目より、体調、悪くなっています」と報告した。
でも、「それはそれで、できる範囲で頑張っていくしかないですよね」と、あっさりかわされる。まあ向こうも、そうとしか、いいようがないよなあ。


「病気のストレスで太りました」と報告したら、「それは主治医の人がそういってるんですか? 自分の判断じゃあないんですか?」と一々、聞いてくる。ストレスで、食べすぎで、太ったなんて、医者に聞かなくても、自分でわかるよ。まったく。


ああー、毎回のことながら、産業医と会うと何か凹む。「医者」っていっても産業医は「普通の医者」としての役割じゃあ、ないからなあ。
でも、「医者」の姿しているから、つい、自分の体調不良や精神不良を訴えると、「主治医は何と言っていますか」の一点張りだもんなあ・・。


とりあえず、「まだまだ体調が悪いので、残業しない状態のまま」というコトになった。
課長には先に帰ってもらい、私は三田図書館へ。本の返却&借り出し。CD、レナード・コーエン「ロマンシェード」(asin:B000UUP9VK)も借りる。
お昼ご飯は、何年ぶりだろう、「松屋」で食べた。


なんか気分的に盛り上がらず、午後から休もうかとも思ったが・・。でも、明日から三連休なのに、ここで休みを使ってしまうのは勿体ない。なので、何とか気力を振り絞って、タクシーで職場まで。


4時間半睡眠なのでキツイかと思ったが、予想よりも元気。朝が遅かったからねえ。
17時15分きたので、退社。今日は比較的寒くない。でも、帰ったら、トタンに疲れが出た。

関西じゃりン子チエ研究会「じゃりン子チエの秘密」(データハウス asin:488718896X) 呉先生の説が論破? 「チエちゃん」の猫たちは苦手だなあ

昨夜の眠れない時間に読了。「サザエサンの秘密」などの、漫画の「謎本」がブームになった、90年代初めに出版された「じゃりン子チエ」の謎本


ところで、呉智英の「現代漫画の全体像」には、「じゃりン子チエ」の登場人物・テツ(チエの父親)について、「ヤクザのような暮らしをしながら、ヤクザを嫌っているテツは、被差別部落出身者と思われる」と書かれていた。
(ちなみに、「ヒラメちゃんは朝鮮人だろう」とも、先生は買いていた)


この記述を読んだ時は、「説としては面白いけれど、そこまで、決め付けていいのかなあ」と、思っていて。いまだに、このことは気になっていて、以前、大阪出身の妻に聞いたりしたのだが・・。
この本を読むと、呉先生の説に対する反論がかかれていて、ナルホドと、思った。


「チエ」の作者のはるき悦巳は、西成(釜ヶ崎)出身で、「じゃりン子チエ」の舞台は、実際にあのあたりの雰囲気そのままだそうだ。
(ちなみに、はるきは、中学一年で大阪でも別の地区に引っ越して、その後、西成に住んだことなないそう。なので、「小学生時代の記憶だけ」であの作品を描いた、というコトになる。西成の雰囲気が「超独特」とはいえ、スゴイ漫画家だ)


そして、釜ヶ崎の日雇い労働者の間では、日雇い賃金をピンハネするヤクザに対する反感が非常に強かったそ
うで・・。
そのため、「ケンカが強くて、のらくら暮らしている遊び人」である、テツのようなキャラであれば、「ヤクザを殴るのが趣味」でも、まったく違和感がないと・・。
特に「被差別部落民」という設定は、はるき越巳の中でもないのではないか、という論じられていた。


ちなみに、テツは、意外なことに、プラカードやポスターを作るのも好きらしい・・。これも、プラカードやポスターで組合闘争を盛んにした、釜ヶ崎の雰囲気が伝染した、とのことだ。*1


ところで、「じゃりン子チエ」の連載は78年に始まって、97年に終わっている。
(ネットで知ったのだが、連載終了した理由が『親の介護!』というのが、ユニーク。アシスタントは奥さんしかいなかったそうで、週刊連載を維持できなくなったとか)
今回、「チエ」の最終巻を読んでみたのだが、97年の釜ヶ崎を襲っていたはずの「平成不況」の嵐はまったく登場せず、連載開始と同じ、ノンキな風景が描写されていた。
主人公のチエが「小五」のまま成長しない、「うる星やつら」タイプの作品なので、作品の中でも時代は流れないのだろうが・・。
最後はサザエさん並みの「ファンタジー・ワールド」に、なっていたようだ。


さらに余談だが・・。
私は昔から、この漫画の中の、「コテツ」をはじめとする「猫たち」の描写がすごく嫌いで苦手で・・。その部分だけ飛ばして読みたいくらいなのだが・・・。
この「謎本」でも、井上ひさしが(確か朝日新聞で)、「猫が人間以上に人間らしい、子どもが大人以上に大人らしい。すばらしい作品」と絶賛している文章が引用されている。


うーん、あの猫たちが繰り広げる、クサイ三文芝居、本当に嫌なんだけどなあ。(それは、はるき自身の「照れ」のため、人間では実現できない「ロマン」を猫に託しているのだが・・。その「ロマン」が、古くさすぎるのよ)
猫好きなら、猫はもっと普通の猫らしく描いて欲しかったなあ。


あわせて読みたい

*1:ミクシーの「呉智英」コミュ(http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=13856&comment_count=332&comm_id=4978)に、この件を書き込みしてみたら、親もホルモン屋をしていて、ヤクザが嫌いなテツは、在日朝鮮人の可能性が高いというコメントをもらった。まあ、「オモニ」とか出てこないから、『裏設定として』だろうけれど、なるほどねえ。

大田区の図書館のネット検索、今年の4月から可能

去年の11月号の「大田区報」で発表されていたのか!! いまごろになって、takeniさんのところで、教えてもらった。「太田区報」、当然わが家にも来ているのだが、そんなに隅々まで、みないもの。気がつかなかったよ。
http://takeni.livedoor.biz/archives/51796059.html

図書館の本や資料の検索や予約が、パソコンや携帯電話からできるようになります。また、予約した本の状況などが、電話で24時間確認できる音声応答システムも導入します。詳細は後日お知らせします。

妻が緑内障に・・。

こちらで(http://d.hatena.ne.jp/kokada_jnet/20060420#p3いましろたかし先生が緑内障になられていることを書いて、「40歳以上の日本人の17人に1人は緑内障」と書いたが・・。


なんと、妻がその「17人に1人」にあたってしまった。
左目が少し前から痛いので、今日、目医者にいったら、その左目は「ゴミが入っていた」との診断。
だが、まったく何の異常も感じていない、右目のほうが「緑内障の初期」だったそうだ。でも、初期発見だから、それほどヒドクはならないのかなあ・・。


点眼薬をもらってきた妻・・。「もう、病気はこれで沢山だよ」と落ちこんでいる。
でも、これから年をとっていけばいくほど、病気がドンドコ、ドンドコ、増えていくんだろうなあ。あー、嫌だねえ。

「墓場鬼太郎」第1話 鬼太郎誕生

昨夜録画したものを見た。いや、これは大傑作。原作の雰囲気を見事にいかしたまま、21世紀のかっこいいアニメになっている。
今回は、幽霊夫婦の墓場から生まれた鬼太郎が、命を助けてもらった男前の水木社員を「地獄流し」してしまうという、また、ヒドイ話。
この頃の水木先生の絵は、アメコミの影響が大きいねえ。「生前」の鬼太郎パパは、アメコミのミイラ男そのままって感じだ。

本日の到着品

訃報 高杉一郎

99歳でお亡くなりですか・・。
「極光のかげに」は名作! 収容場体験は超過酷だけれど、現地のロシア人には素朴でいい人もいたりして、泣かせるんだよ、これが。 
でも、1950年刊行のこの本の「スターリン批判」が、スターリンを神格化していた当時の左翼陣営からは、完全に黙殺されたと、高杉は恨み節を書いていたね・・。