「佐野元春のソングライターズ」ゲスト:矢野顕子(前編)
昨夜放送分を録画しておいたものを見た。
佐野元春が矢野顕子に、彼女の楽曲の歌詞について色々とインタビューしていくのだが。
「好きな言葉」は「ありがとう」。そして「愛」とは「寛容、そして、耐えること」などと、答えていく彼女を見ていると。
坂本龍一に浮気されまくりながらも、仮面夫婦(?)を必死で続けていた(2006年に離婚)矢野顕子の心情をおもんばかって、どんどん暗くなる一方の我々だった。
聖書の「コリント人への手紙13章」をそのまま英語で歌った曲があるらしく、「私なんかが考える『愛』より、よっぽど本質的なことが書かれているんですよね」と顕子さん。うーん、さすがにエホバの信者だねえ。
(こちらの方(http://d.hatena.ne.jp/ZERO-tortoise/20090906/1252234078)が、全文引用してくださっているが、いやー、キツイねえ。)
佐野元春も、「愛」とか「HOME」とか、そんなテーマの質問ばかりするなよね、無神経な。
ビデオ「ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団」
購入したまま、未見だったビデオを明日処分するため、いまさらながら妻と二人で見た。伝説の「封印作品」。
結末の「怪獣リンチ」のエグさもすごかったが。それ以外にも「タイ人向け仕様」の奇妙な設定が多く、突っ込み所が満載の映画だった。いや、これほど面白い映画だったとは、もっと早くみるんだった。
お話だけは「タイ人向け(しかもかなり幼稚)」なのに、ナレーターのベシャリや、劇中音楽は普通のウルトラシリーズ的なので、その違和感たるや、すさまじい。
主人公の少年が悪党たちに殺され、「正義のココロを持つ彼を生き返らせてハヌマーンにしよう」とM78星雲で考えたウルトラの母の手が、タイ国の天から突然ニョキっとあらわれるシーンには爆笑。
その他にも、色づかいが独特すぎて、まるでバット・トリップの時に見る悪夢のような映画だった。ハヌマーンが、「手足を曲げて踊っている姿勢」で停止したまま、空を飛ぶシーンも相当なもの。