ビデオ「ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団」

購入したまま、未見だったビデオを明日処分するため、いまさらながら妻と二人で見た。伝説の「封印作品」。


結末の「怪獣リンチ」のエグさもすごかったが。それ以外にも「タイ人向け仕様」の奇妙な設定が多く、突っ込み所が満載の映画だった。いや、これほど面白い映画だったとは、もっと早くみるんだった。
お話だけは「タイ人向け(しかもかなり幼稚)」なのに、ナレーターのベシャリや、劇中音楽は普通のウルトラシリーズ的なので、その違和感たるや、すさまじい。


主人公の少年が悪党たちに殺され、「正義のココロを持つ彼を生き返らせてハヌマーンにしよう」とM78星雲で考えたウルトラの母の手が、タイ国の天から突然ニョキっとあらわれるシーンには爆笑。
その他にも、色づかいが独特すぎて、まるでバット・トリップの時に見る悪夢のような映画だった。ハヌマーンが、「手足を曲げて踊っている姿勢」で停止したまま、空を飛ぶシーンも相当なもの。