キャバレー日記/新猫じゃらし/「地獄」見れなかった

和田平介「キャバレー日記」読了。ちなみにこの本、81年刊の「新刊」としてネット書店で買ったもの。

80年代初めに、新宿歌舞伎町のピンク・キャバレーの男子従業員として6ヶ月働いた日々のルポ。ジョージ・オーウエルの「ロンドン・パリどんぞこ生活記」をちょっと連想。

この時代のこの種の記録にありがちなウエットさがなく、淡々と(ある意味ボンクラ的に)当人の体験だけを書いてあり、また著者自身がかなり「ダメな人」なのがよい。
90年代に膨大に現れた、各種の「特殊体験記」たちの先触れ的な存在。

ちなみにネットで少し検索すると、和田平介の最近の本についてのレビューがありました。これも読もうっと。
http://www.shohyo.co.jp/shf/97xa302.html

猫じゃらしの新タイプを先日買ったのだが、それ以来、猫が興奮しまくり。
ネズミ皮のニオイが新鮮なせいか、紐が伸び縮みするのがいいのか・・。

この猫、興奮すると飼い主のことおかまいなく部屋中を駆け回る莫迦猫なので、おかげで手足に生傷が絶えない日々である。

妻が昼間、先日私と一緒にレンタルしてきた、中川信夫の「地獄」を見終わっていた。私も見たかったのだが、どうやらこのまま返却することになりそう。