東京新方言の卵

こちらの掲示板→http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Suzuran/1704/geobook.html で話題になっている、「押っぺす」。

う〜む。おっぺすはおっぺすだが...
普通の「押す」とはちょっと違う気がするけど表現できない。

気になってググってみると「千葉の方言」「埼玉の方言」「神奈川の方言」「群馬の方言」ってみんな「ウチの地方の方言」って思ってる。
環東京方言か?


会社のプログラマーさん(千葉県八日市場市出身)が使います。
最初、意味がわからなくて「何ですか? それ」と職場一同で突っ込んじゃいました。
プログラマーさん曰く
・引く←→押す
・引っ張る←→押っぺす
という対応関係だと言うのですが、はてさて。


これ、井上史雄が「日本語は年速一キロで動く」(講談社現代新書 ISBN:4061496727)で言うところの、「東京新方言」の卵ですな。

元々、ある地方の方言だった言葉のうち、勢いがある表現のものが環東京のヤンキー文化圏の若者の間でまず広がり、東京に入ってそこから一気に各地に広まるというのが、東京新方言・・・。「ウザッタイ」「違かった」「〜みたく」とか、現代の東京の若者言葉って、ほとんどがそう。

「おっぺす」が、東京新方言になれるかどうか。いい語感だと思うけれどな。