2004-06-09 中沢厚「石にやどるもの 甲斐の石神と石仏」平凡社 これも、図書館で借りて、読み中。(読み中ばかりだが)甲斐の道祖神には、丸石を飾っているものが多いらしく、著者は長年、バスと自転車で甲斐中の村々をめぐって、調査を行ってきた。 以下はメモ。 丸石研究の先駆者として、山中共古(山口昌男「敗者の精神史」にも登場する元幕臣・キリスト教宣教師・趣味人)、武田久吉(アーネスト・サトウの息子の植物学者、登山家)、福士幸次郎(佐藤愛子の「血族」の主要登場人物の奇人。詩人で独自の日本文化論を提唱した)。 丸石は、川で水流の摩擦で発生したのではなく、火山性の可能性が。