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福岡県警小倉南署は１日までに、愛犬がバイクにはねられ逆上、バイクの男性の救助活動で駆け付けた隊員に「犬も病院に運ばんか！」と毒づいて暴行したとして、公務執行妨害の疑いで北九州市小倉南区新道寺の建築板金業、吉村弘文容疑者（４４）と従業員の男（５４）を逮捕した。
調べでは１０月１７日夜、新道寺の国道で、吉村容疑者が放し飼いにしていた飼い犬をバイクの男性（４３）がひいて転倒、肩や鎖骨を折るけがを負った。しかし、吉村容疑者らは救急隊員２人に「人ばかり診らんで、犬も診らんか！」などと叫びながら肩や頭などを殴り、職務を妨害した疑い。
犬は柴犬系の雑種で即死だったが、吉村容疑者らが無理やり救急車に乗せた。同容疑者は「かわいがっていた犬がひかれ、助かるのではないかと思ってやった」と容疑を認め、反省している。
消防法は救急搬送できるのは傷病者と定めており、ペットを搬送することはない。
