「ユリイカ増刊 オタクvsサブカル」

図書館で借りるつもりなので、未読だが。ちょっと気になるトコロを孫引き。(http://d.hatena.ne.jp/randa-tei/20050813/p1より)

でまあ、ワタシが一番共感したところは、堀越英美さんの論考のまとめ。

もはや単に趣味によって「オタク」と有徴化され、差別抑圧されるものはいなくなった。代わりにあるのがコミュニケーションスキルの低い者、愛されない者、社会的能力のない者に対する容赦のない軽蔑の視線である。サブカルとオタクの差異は(外的には)もはや存在しないといっていい。

若い文化系青年たちの問題意識は、すでに「サブカル/オタク」からよりダイレクトな「モテ/非モテ」へ移行している。

これって、「グロテスクな教養」中の「ぼくは単なる受験秀才じゃない」理論の、オタク/サブカル論への敷衍ですね、多分。さすがです。