川崎図書館へ

お昼すぎ、妻と一緒に、「追分映画劇場」の場所を昭和30年代の地図で調べるため「川崎図書館」へ。
タクシーの運転手に「川崎図書館へ」というと、「あの競輪場のところのやつですか?」と聞かれ、「そう」と答える。


図書館に到着するが、大阪府立図書館や、東京の日比谷図書館のような、古い公立図書館特有のスペイシーで優雅なつくりにうっとり。壁が巨大なタイル貼り状になっていて、格好いいんだよね。利用者が全然いないのもいい。
1Fのリファレンスコーナーで、「昔の模型・科学雑誌展」というのをやっていて、これもよし。


地図はあっさり借りれて、サクサクとコピーとる。今の我々のマンションの大家さんは、元豆腐屋さんで、現在のマンションの位置に「○○豆腐屋」という記述みつけて、なんだか感動。「大島デパート」は「大島マーケット」だった。
「追分映画劇場」も、やっぱり、現デニーズのある場所にあった。その他、駅前には映画館タクサンあるので、一応、気がついたところをコピーした。(全部は無理だったけれど)


ついでに何か本を借りていこうとして、カウンターに本を持っていくと、「ここは県立図書館ですよ」。
そう、「川崎市立川崎図書館」(駅前にある)に行くつもりが、間違って、「神奈川県立川崎図書館」に来ていたのだった。でも、こっちのほうが空いてたし、建物もグッドで結果オーライ。
ちなみに、この図書館は「収集分野を科学と産業技術に限定した日本で唯一の県立図書館」ということで。

神奈川県の2館目の県立図書館として1959(昭和34)年1月に開館。当初から、京浜工業地帯の中心に立地することを考慮して、「工業図書館」を目指した資料を収集。地域図書館としての役割も果たしていた。1995(平成7)年、近隣に川崎市立川崎図書館が開館したことをうけて、1998(平成10)年4月、科学技術・工学に特化した資料収集に切り替え、一般図書室と児童室を閉鎖。分野を絞った専門性の高い図書館にリニューアルされた。現在、小説や科学技術分野以外の児童書類は所蔵していない。文学関係は、川崎市立川崎図書館の利用を促している。

http://www.nts-inc.co.jp/tosyo/main/20050614.html
どうりで、いつ来てもガラガラなワケだ。


少し疲れたので、ちょっと休憩しようかと、隣にある、川崎市教育文化会館へ。以前、ここで70年代チックな内装の素晴らしいレストランで楽しく、お茶したのだが(http://d.hatena.ne.jp/kokada_jnet/20050625 ウェイトレスは障害者の子とかそういう店)、今日来てみるとお店がない。警備員のおっちゃんに聞いてみると、「もうからないので、つぶれたみたいだよ」とのこと。
そうなんだよね、我々が好きな店っては、「空いてて落ち着く店」なので、常につぶれる危険があるんだよね。


かわりに近所の喫茶店に入って、昼食。私はオムライス食べるが、スパイスが効いたやつで、胃炎の身にはちょっとキツかった。
また、タクシーで帰宅。運転手のヒトに「川崎、昔と変わりましたか?」と聞くと、昔は産業道路のこちら側にも工場がたくさんあったのだが、それを一斉に、産業道路の向こうに移設した時期があったという話。