「路上派少年遊書日記――1981年・出雲」より 西村寿行「地獄」 ラジオSFコーナー

南陀楼綾繁さんがSF少年だった、中学校時代の日記が「ブログ内ブログ」みたいな感じではじまった。
ほぼ同世代で、同じ時代にSF少年やっていたジブン的にも、懐かしい描写が多いです。
http://d.hatena.ne.jp/kawasusu/20061120

『SFアドベンチャー 3月号』
最初、小説の感想から。
「地獄」【西村寿行】はおもしろい。実名小説というのがいい。

この、寿行先生の、先生自身と編集者たちが、河豚にあたって「全員死亡」して地獄に落ち、地獄に攻め込んで閻魔宮殿を占領するという奇想小説、ワタシは最近「発見」して、ヒックリ返ったのだが、南陀楼さんは、連載当時にリアルタイムで読んでたんだ。(私は雑誌は、「SFマガジン」は高校から、「SFアドベンチャー」は大学から読み始めた。じゃあ、中学時代は何を読んでいたかというと、「スターログ」でした)


ちなみに

太陽風交点』をラジオで聞いたとき
NHK FMで朗読を放送したような気がする。

というのは、NHK第一放送で放送していた「ラジオSFコーナー」という番組のことです。海外は古典的な作品・日本は若手の作品の、短編を朗読していました。この番組はSFファンの間でも伝説的な番組です。