「日本一のホラ吹き男」

昨日、ビデオに録画したものを見る。
植木等、やっぱり最高。
小林信彦の文脈でいえば、とんねるずの「体育会系の笑い」に近いものが、植木映画の、陽性の役柄にある。


植木等は、やせた小男だが、それまでのやせた小男のコメディアンが、逃げたり、困ったり、というので「弱者」として笑わせていたのを、植木等は、躍動する肉体とずうずうしさで「強者」として、「笑わせる」というより、視聴者に「開放感」を与える。
この映画は、○番煎じの映画だが、植木等が出ていることで、絶対後世に残る。


ちなみに、銀座のバーのママで草笛光子が出てきて、「社長シリーズ」みたいだなあと思ったら、脚本が「社長シリーズ」の笠原良三であった。