グレゴリ青山はこのようにして「旅の人」になったのか! グレゴリ青山「ブンブン堂のグレちゃん」(メディアファクトリー asin:487257785X)

彷書月刊」に連載されていた、大阪の古本屋のバイト話が本になった。 


まとめて読んでみて、「あ、この本屋街、阪急古書の街」のことだな・・。
と思って、ミクシーの「グレゴリ青山」コミュ覗いたら、そのとおりだったので、「あ、あたり!」と喜んだ。(「加藤京文堂」さんというお店だそう。生前の生田耕作も良く来店したそうで・・・スゴイね)


そして、読んでいる途中で「別の古本屋のバイトの、バタやん」なるキャラが登場した時、「あ、この人、グレゴリさんの別の本『グ印観光』で、上海行きの一人旅の方法を教えた、あのバタやんだ!!」と感動していたら・・。


この本の結末も、そういう話だったので、「あ、やっぱり、グレゴリさんの人生、こうなって、つながったのか」と、感激した。


ちなみに、漫画家デビュー前の彼女の「アート作品」が収録してあって、80年代っぽい「戦前レトロ=ビューティフル」な感じの絵だった。グレゴリさんとは66年生まれの同い年だから、こういうのは、よく分かる。
しかし、こういう「耽美系」の人が、どうして今のような脱力系の絵柄になったのかは、謎。