小林よしのり「遅咲きじじい」1(小学館 asin:4091812945) 小林よしのりはギャグ漫画家としてもまだまだ最高

「ゴー宣」以降、小林よしのりはギャグ漫画家としてはもう駄目になった(逆に、ギャグ漫画家としての限界がきたので、ああいう方面にいった・・)。
「ゴー宣」後に書いた、某SF漫画があまりに、つまらなかったもので、つい、そういう印象をもってしまっていたのだが・・。いや、すいみません、小林先生、ギャグ漫画家としても、まだまだ現役だった。


この漫画は、60歳で定年退職になった「老人」が主人公。
でも、まだまだ現役(実際、現在社会ではそうですよね)と、老人扱いする周囲に抵抗しながら、色んなコトにコダワリまくる、ナイスな主人公。大笑いしながら、しかもちょっとホロリとさせて、読了。
(何せ、主人公の自慰シーンまであるのだから)


これは2006年から「ビッグコミック」に連載開始されている作品。
ビッグコミック」に小林よしのりが! というのも驚きだが、ちょうど団塊世代が集団で定年退職するのにあわせての連載、という感じもする。
ちなみに、思想的なコトを、あえて封印しているも、「プロなギャグ漫画家」っぽくてナイス。