「元祖モンティ・パイソン」Do Not Adjust Your Set

昨夜、シネフィル・イマジカで放送していたのを録画したのを見た。
http://cinefilimagica.com/tokushu/monty/index.html

話は1967年に遡ります。
この年、イギリスはロンドンの地方民放局からふたつのコメディ番組が放送され、大変な人気を呼びました。番組名は“At Last 1948 Show(以下、“1948”)”と“Do Not Adjust Your Set(以下、“Adjust”)”。
“1948”はケンブリッジ大学コメディ・サークル出身のジョン・クリーズグレアム・チャップマンが中心となり、ティム・ブローク=タイラー、マーティン・フェルドマンたちと共にコントを繰り広げました。ジョン・クリーズの毒のあるキャラクターと相俟って、辛辣かつ痛烈な社会風刺を得意とする番組でした。
“Adjust”はオックスフォード大学コメディ・サークル出身のテリー・ジョーンズマイケル・ペイリン、それにエリック・アイドル(彼はケンブリッジ大卒、ほらややこしい)が、人気俳優デヴィッド・ジェイスン、実力派舞台女優デニス・コフィと繰り広げるスケッチに、英国ロック界の異才、ニール・イネス率いる「ボンゾ・ドッグ・ドゥー・ダー・バンド」の演奏が入る構成。こちらは子供番組として夕方の放送だったそうですが、これを見るために会社を早退して早々とウチに帰ってしまうお父さんが続出し、ロンドンの会社は大いに困ったそうです。こちらは笑いと、とてもオシャレな音楽センスでも評判を呼びました。

このうちの「Do Not Adjust Your Set」の方。「ボンゾ・ドッグ・ドゥー・ダー・バンド」が、かなり面白かった。