NHKアーカイブス「孤独な遊戯 パチンコ文化論」昭和43年

http://www.nhk.or.jp/archives/nhk-archives/past/2007/h080316.html
日曜日に放送されたのを、録画したものを見た。私が2歳の頃の話だな。
この頃のパチンコは、裏側で「なくなった玉を補充する人」が必要で、そのために「1日、暗い中で立ち通し」で仕事する従業員を確保しなければいけなかったようだ。それは全員女性で、辛い仕事のために優遇されていて、専用の社員寮があってハイヤーで送り迎えしてもらえ、給料もよかったようだ。全員がOLさんみたいな制服をきていて、朝礼の後、社歌を歌っていた。


でも、「自動に玉を補充する新型機」がちょうど、この頃発明されたそうで、彼女たちのような「従業員」は、この後消えていくんだな。あと、パチンコ屋の中に喫茶コーナーがあって、出した玉でコーヒーを飲んでいた。
今の目で見れば不思議な空間だ。
それと、夜中に釘の調節する「釘師」の人が紹介されていたが・・。今でもこの職業あるのかなあ・・。
牛次郎ビッグ錠で『釘師サブやん』つう、名作があったが・・。


と思って、ネットで検索したら、以下のような記述があった。

現在では、釘調整を釘師が行うことはほとんどなく、ホールの店長やマネージャークラスが釘をいじる店がほとんどである。新装開店時はメーカーの釘師が調整するが、日々の釘調整は基本的に素人である店のマネージャーが行う。

パチンコ台工場でのパチンコ台製造風景も面白かったなあ。流れ作業だが、微妙に手作業も混ざっていて、ハイテクなんだかローテクなんだかという感じ。


あと、この番組で「パチンコ愛好家」と紹介されていたのが、石黒敬七高川挌本因坊。時代を感じるねえ。