DVD「日本のいちばん長い日」(ASIN:B0007W7GPS)

ツタヤの郵送レンタルのヤツ。面白くて、一気に見てしまった。岡本喜八監督の、「東宝35周年」のオールスター映画。橋本忍脚本。


ポツダム宣言を受け入れて「玉音放送」をするまでの、重臣たちの対立。そして、陸軍若手将校たちの反乱「「8・15宮城事件」(これ、実は知らなかった)を描く。三船敏郎の「阿南陸相」、かっこいいねえ。しかし、笠智衆の「鈴木貫太郎首相」は、ちょっとミスキャストじゃないの。国家の危機なのに、笠智衆のあのしゃべり方でいわれると、全然切迫感がない。


あと、 志村喬とか小林桂樹とか加東大介とかもチョイ役で出ているのだが、「何でこの人がこんな地味な役で?」と思っていたら、後で必ず「見せ場」が来て、「ああ、このためにキャスティングしていたのか」とわかる。


それと、学生たちを鼓舞してあちこちテロして回る、狂人のような軍人が天本英世。この人はヤバかった。