池松江美「男性不信」(太田出版 asin:4778311175)

図書館本、読了。


雑誌「hon-nin」に連載した自伝的小説(?)。
「女性を容姿でしか判断せず」「性欲にとらわれている」男を呪詛し、「男がいなかった女子高時代はパラダイスだった」と語る前半は抜群に面白い。


だが後半は、「ネットで知り合った男性たち」との、本当かどうかわからないリアリティない交際ぶりを描いて、トーン・ダウン。前半のハイ・テンションな「男性呪詛」ぶりはどうしたの・・。