『映画の子・マキノ雅弘〜まるで活動大写真みたいな人生〜』

時代劇専門チャンネルで。
もののけ姫」のメイキングなどで知られる、テレビマンユニオン浦谷年良の演出による、1978年のドキュメンタリー・ドラマ『あゝ、にっぽん活動大写真』(毎日放送、30分×13話)がもと。
さらに浦谷が編集し、当時の作品に出演していて現在まだ存命の俳優たちのコメントを追加し、2時間にまとめた作品。


マキノ雅弘が、生きて語っている」光景を見るだけで、感動。永田雅一稲垣浩森繁久弥も登場。
戦前の撮影装置を再現して、「浪人街」などの映像を撮ってみる、という再現シーンも楽しい。
今年NHK教育で放送されていた「マキノ雅弘 ある活動屋の生涯」(http://d.hatena.ne.jp/kokada_jnet/20080720#p2)ではまったくスルーされていた、「マキノ映画では、人間がくるくると回転するシーンが、最大の魅力である」という説が、非常に説得的。


ところで、78年当時のドラマで雅弘らを演じた「若手俳優」というのが、小倉一郎森本レオ大久保鷹岸部四郎ら・・、イマイチなメンツ。牧野省三夫婦を演じた伊東四朗藤田弓子らはそれなりだったけれど。
こういう中途半端な「若手」たちに、マキノ雅弘森繁久弥らが「様々な芸談」を話すのだが、こいつらに話しても「無駄」って感じがするけれど・・。


ところで、検索していて、娘さんのマキノ佐代子さんの「生誕100年の日に・・・」というブログを見つけた。
http://makino100.exblog.jp/