「精神」、想田和弘監督トーク

トーク開始の30分前、16時半に「自助グループ」の部屋に入る。私が来るのは、2年ぶりくらい、2回目だ。
普段来ない人や、当事者の家族、ヘルパーの人なども来て、満員状態。


17時に到着した想田監督は、スポーツ焼けした精悍な風貌の方だった。
この自助グループの責任者の女性が、「精神」の舞台の「こらーる岡山」と交流がであったそうで。
彼女が「映画美学校」であった試写会に参加した際に想田監督に声をかけ、普段はNY在住の監督が来日した機会に、、ボランティアでわざわざ来てくださった、ということで。

予告編と本編の最初の10分のビデオ放映の後。
色々、監督からお話があり、それから参加者(障害者、家族、ヘルパー、スタッフなど)から色々と質問させてもらった(都合2時間の、濃厚な時間だった)。


想田監督自身、東大新聞の編集長時代や、テレビドキュメンタリーの編集作業などで過酷なお仕事をされていた際に、心を病みかけたそうで。それが今回の映画の原点と、いうお話で。


また、海外の映画祭での上映時でも、「障害者への意識が進んでいる」と思われがちな欧米でも、「まったく同じような悩みを抱えています」という反響があったそう。


参加者から色々と質問が出たのですが、それぞれのさまざまな質問に、真摯に監督は回答。
また、配給会社のアステア(社長の平野博靖氏は、元シネセゾン渋谷・キネカ大森支配人、らしい)からも4名もスタッフの方がいらっしゃていて。 今回の論議が、今後の上映活動へ、少しでも参考になるようなら、幸いだと・・。
http://www.laboratoryx.us/mentaljp/index.php